lyrics

2014.07.01

ハヤテの白い花

ハヤテの親子が狩りに出る

ハヤテの親子が狩りに出る

ママは祈りにかまけて二人の帰りを待つ


けだもののろのろ山を下る

けだもののろのろ山を下る

雨に濡れてつやつやと輝くその毛皮


「むすこよ よくねらえ

ほら暗くなる

脇腹を撃てば毛皮は取れぬ」


ためらいの一撃は右へそれる

頼みの綱の小枝も折れる

ママは祈りにかまけて二人のことなど忘れる


けだものの一撃が突き刺さる

脇腹を目がけて突き刺さる

返り血のナイフがひとりでにとどめを刺す


夜はけものにやさしく

ひとにきびしい

おそれを知らねば山では食えぬ


ハヤテのむすこは山を下る

毛皮とピストル売り飛ばす

余った小銭でもらえた絵の具とパン


山に戻って描くよ 崖に咲く白い花

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